
大体派遣募集について、お分かりいただけましたでしょうか。 実際、2008年以降は大手の派遣業のいくつかが廃業、あるいは派遣業から手を引くこととなり、派遣業界がリストラを行うという、笑うに笑えないような出来事も起きています。大手で廃業というのは、ただ単に不況だっただけでなく、無理な仕事の押しつけで信用をなくすなど、いくつかの不祥事が重なったせいでもあるのですが、やはり不況を原因に撤退した企業は多いもの。大手ですらそのような状態だったのですから、中小の派遣業者はかなりの数が手を引いたのかもしれません。
派遣業界が急成長した裏には、そうした違法まがいの契約が横行し、ろくな職にありつけない数々の労働者から搾取する形で業界が成長していたのであれば、むしろ叩かれて当然でしょう。すべて、というのはあり得ないとしても、以前のように違法な契約で働かされていた人たちが、今度は真っ当な契約のもとでは働くことができるのでしょうか。正直に申し上げて、今度は契約すらしてもらえなくなるだけではないかと思います。
法律についてはあまり詳しくない人たちが多いでしょうが、だからといって自分の契約が正常かどうか、わからない人はあまりいません。派遣業界は無知な人々を使っていたというよりは、なかなか職に就けない人々の足元を見て、こき使っていたというべきではないでしょうか。残念ながら、政治家の動きを見る限りは、そこまで救いの手が伸びていないように感じます。